チュウBメルマガ VOL.285
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◆◇◆中国地方BBS会員オンライン研修会◆◇◆
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今秋開催予定だった中国地方BBS大会が中止となり、その代替として「コロナ禍のBBS」をテーマにオンライン研修を11月13日(日)に実施しました(主催:中国地方BBS連盟)。
参加者は11名、鳥取地区BBS会(3名),松江地区BBS会(島根大学・1名),島根県立大学BBSサークル(2名),山口BBS会(山口大学と山口県立大学・1名)の4組織と、中国地方BBS連盟役員(2名)、そして法務省中国地方更生保護委員会から2名でした。
中国地方の学生BBS会員の割合は59.7% (2022年1月1日法務省保護局調査から算出)で、全国で一番多い(次は関東地方の55.2%)という現状があり、今研修会でコロナ禍でも社会人の地区会は安定した活動や運営ができていて、一方学生組織は先輩やメンバー同士のつながりが切れかかり、とても不安定で、会長等リーダーに役割が集中し、莫大な苦労の上、リーダーの情熱に頼り組織運営をされていることが見えてきました。
当連盟事務局として、引き続き声を聴く活動が必要と感じました。
研修Ⅰ★コロナ禍の苦しみ★
●山口BBS会(山口大学と山口県立大学)
BBSに入会時からコロナ禍で、1年生の時はほとんど活動ができなかった。またBBSメンバーが誰がだれか分からなかった。
①大学の課外活動の規制が、BBS活動を実施するには困難。
→両校(山口大学,山口県立大学)が集まるのが困難(都度申請)
②伝統的な活動が伝わっていない
→経験者がいないので分からない。
●島根県立大学BBSサークル(浜田市)
定期的な活動ができていないので、定例会で話し合う内容がない。
公民館での子どもとの活動ができなくなり、BBSの公民館担当者の役割がなくなった。それにより、その地域のつながりがなくなった。
コロナ前はいろいろ担当者を置いていたが、いまは部長が全てを担っている。
BBSメンバー同士、誰がだれか分からないので、モチベーションの維持が難しい。
●松江地区BBS会(島根大学)
1年時、BBS活動がなかったので、メンバーに会っておらず、誰も知らなかった。会長はルーレットで決まり、現在も務めている。相談相手がいなかった。
定例会でお菓子を配り開いても、誰も来なかった。やむを得ず、知らないメンバーに一人ひとり電話した。
※会員同士のつながりを作るのが一番大変だった。
○更生保護女性会が、更生保護施設で「カレー支援」を行っており、その手伝いのみ、コロナ前後継続している。
●鳥取地区BBS会
会員同士が集まることができない。
コロナ禍による影響はほとんどなし。(感染者数が少ないのが1つの要因)
研修Ⅱ★コロナ禍における、BBS活動の再開事例★
●鳥取地区BBS会
コロナ禍による影響は少ない。
○少年鑑別所にて、月2回学習支援。
時間帯の指定があり、学生が参加困難で社会人が対応。
少年1名,鑑別所職員1名、BBS会員1名、この3名で1組体制で活動。
→この活動のきっかけは6年前、少年鑑別所職員から保護観察所へ依頼があり活動が始まった。
○子どもたちの長期休暇に公民館で学習支援
両親共働き家庭の子どもたちを対象。毎回約20名の子どもたちが参加。
→この活動のきっかけは、保護司と学校のつながりから。
○会員をつなぎとめるには、情報を届け続けること。また留学生10名を会員にすることを目標としている。その目的は多様な人がいる組織にするため。
【三者連携(保護司会・更生保護女性会・BBS会)】
3年前から学生へ食材支援。(食材は保護司、更生保護女性会員などが調達)
→留学生や、鳥取大学のBBS会員や、鳥取環境大学の学生、松江地区BBS会員(島根大学)。
●島根県立大学BBSサークル
○コロナ前の活動は、再開できていない。
【新たな活動】
○市のまちづくりセンターからの依頼で、こどもたちとボードゲーム。
○大学近くに、親子の休憩スペースができ、バルーンアート活動開始。
→きっかけとして、月1回定例会を行っていた施設から活動依頼。またBBS OBが県庁職員で、OBを通して活動依頼。
●松江地区BBS会
○過去、カラコロ工房(観光地)で、バルーンアート活動をやっていたことを聞いていたので、そこへ電話したところ、やってほしいと依頼され、活動を再開。カラコロ工房から他の場所を紹介してもらい、バルーンアートの活動場所が増えた。一方で、活動に参加する人が固定して困っている。
○児童養護施設での学習支援(県連会長から紹介)
○島根県立大学松江キャンパスのBBS以外のサークルと合同で活動準備中
●山口BBS会
大学の課外活動規制により、組織的活動が実施できていない。
研修Ⅲ★新型コロナウイルス感染症による、大きな社会環境変化は、変革のチャンスと捉えることもできる。新たな活動は?
○個人のスキルアップを図るために、コロナ禍の活動で想定される、会員1人のみ参加の活動でも対応できる人材育成研修と、メンバー間の交流が困難なので、交流ができるプログラムを。(大人数で活動先に行くことができない)
◆中国地方更生保護委員会 更生保護管理官より、保護観察所と地方更生保護委員会の業務についてご説明頂き、そして更生保護委員会と地区BBS会等との意見交換があり、いい機会になったと思います。
--------【配信日:2022.11.21】
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