チュウBメルマガ VOL.236-2
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◆◇◆平成28年度山口県BBS会員研修会(その2)◆◇◆
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▼事例研修「社会貢献活動」
講師:法務省山口保護観察所 保護観察官(BBS担当) 水野かおりさん
●社会貢献活動って?
目的:保護観察対象者が、地域社会に貢献する活動を行うことを通じて、立ち直ること
活動内容:公共の場所での清掃,福祉施設での介護補助,落書き消しなど
□保護観察対象者(全員ではない)への遵守事項の一つ
・保護観察対象者が社会に役立つ活動を行い、達成感を得る
・地域住民等から感謝されることで、自己有用感を得る
・他者を尊重し、社会のルールを守ることを認識する
→作業内容よりも、協力者等との関わりが大切
→これまで保護観察対象者の周囲にはいなかった、私たち協力者(更生保護関係者)や地域住民が見本となる。
※社会貢献活動について
http://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo02_kouken.html
(法務省ホームページより)
◆事例1:保護観察対象者がみんなから離れ1人になり、草取り作業をさぼっているようにも見える。どうする?
→ゴミ袋を持って、「ゴミある?」と話しかける。
→活動を始める前、アイスブレイキングをし、対象者がみんなの輪に入りやすい雰囲気を作る
→グループ分けをし、目標を設定する(何kg集める等)
◆事例2:活動中、保護観察対象者同士が連絡先を交換している模様。どうする?
・なぜ連絡先を交換してはいけないの?
→対象者同士が後日連絡を取って、別の場所で会い、再び非行や罪を犯してしまうかもしれない。
⇒このことについて、どうやって連絡先を交換させないようにするか。ではなく、どうやって再非行しないようにするかという視点で考えてはどうか?今の時代、インターネットですぐにつながってしまう時代。
→活動では、フルネームを言わない。あだ名を使う。(フルネームをネット検索すると相手を見つけられる)
→対象者同士にさせず、グループで行動する。
→スタッフ(協力者)が、スマートフォンを活動中にさわらない。
★感想★
山口BBS会 中田美咲さん(山口大学1年)
この研修会に参加して、BBS発祥の歴史や、BBSがしている活動について詳しく知りました。そしてBBS活動の三本柱である、ともだち活動、非行防止活動、自己研さん、それぞれについて学ぶことができました。
山口BBS会の主な活動「ぷれい☆メイト」は、非行防止活動の一つだということも、この研修会に参加して初めて知りました。自分たちがしている活動の目的を明確に知ることで、これからの活動に対する意識をよりよいものに変えることができると思い、このような研修会に参加する重要性を実感しました。また今後は、ともだち活動や社会参加活動にも参加してみたいと思いました。
研修会で学んだように、罪を犯した人も社会に復帰するチャンスはなくてはならないものなので、BBS会員として貢献していきたいと感じました。
中国地方BBS連盟マスコットキャラクターのチュウBくんに初めて対面し、とてもかわいらしく思ったので、ぜひグッズを開発したいと思いました。
----------------------【配信日:2016.11.05】
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(事務局:法務省中国地方更生保護委員会内)
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