チュウBメルマガ VOL.235
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◆◇◆第57回BBS会員中央研修会◆◇◆
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第57回BBS会員中央研修会(主催:法務省保護局,特定非営利活動法人日本BBS連盟)が、9月24(土)~25日(日)に東京都渋谷区で行われ、全国都道府県から原則各1名、地区BBS会会長またはそれに準ずる会員50名と、法務省職員,日本BBS連盟役員約20名が集まり、行われました。
研修会を見学したこやまん(中国地方BBS連盟事務局長)がレポートします。
冒頭、法務省保護局長 畝本直美さんから、新しいこと(活動等)を「戦略的」に行動して欲しい。そして情報の発信について、インターネットにより様々な手段が増えている。どうすれば受け手側が情報を見てくれるか考えて頂きたい。とごあいさつ。
「活動後、またその影響を考えて活動する」そして「読んでもらえる情報を出す」それに関わるこやまんとしては、もっと深く考えたいし、やりたい事が増えました!
研修1「講義 ボランティア組織のマネジメントについて」
講師:認定特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会副代表理事 小原宗一さん
●ボランティアは様々あり、人それぞれ「ボランティア観」がある。
それにより考え方にズレが生じ、場合によっては衝突してしまう。逆を言えば、考え方の違いを知っておけば衝突を回避できる。
●ボランティア活動の3つのキー概念
1.自主性,主体性:これを発揮できる組織にすれば、人が集まってくる
2.無償性,無給性;交通費,弁当等の実費が支給される場合や、謝礼(有償ボランティア)がある活動もある
3.社会性,公益性
→3つのバランスが重要
【問題点】
1.メンバーが増えれば、問題も増える
・温度差や思いの共有の難しさ等を知っておく。またそれへの対応も事前に考える。
2.組織が大きくなれば問題も増える
・決まり事が増え、自由な雰囲気が減る。
3.ボランティア活動以外に時間を割かれるようになる
・会議出席,関係団体への協力,事務作業増加
4.熱心な人ほど疲れる
5.必ずしも合理的なやり方が良いとは限らない
・ボランティアだからこそ、大切にしている事はほとんど合理的でない
・非合理的な事に対して理解できないメンバーも
6.有力なリーダーの影響力
・リーダーが交代しない(できない)
・マンネリ化
・リーダーの寿命が組織の寿命?
研修2「グループ協議(BBS会の運営について)」
7~8名で1グループとなり、あらかじめ決められた課題について話し合いました。
課題1:組織の活性化について
課題2:広報の在り方について
課題3:非行少年の立ち直りについて
研修の大半がこの協議でした。初対面のメンバーで話し合いをすることは簡単じゃないけど、各グループ模索しながら進めておられ、時間が経つにつれ、いい空気になっていったように感じました。
一部の発表について書きます。
【課題1「組織の活性化について」】
●地区BBS会の核となる定期的かつ誰もが参加しやすい活動を作る
なぜ?
→何をやっている組織かが明確になる
→わかることにより、会員が参加しやすい
●「おかえり!BBSのUターン・Iターン」
大学卒業と同時にほとんどの会員がやめてしまうBBS。
→日本BBS連盟ホームページにて会員のマッチングを。それにより会員増加。
⇒日本BBS連盟 畔上信康常務理事が早速このページを作成。
http://bbs-japan.org/bbs_u_and_i
●日本BBS連盟ホームページに、子どもについての悩みを持っている保護者向けの相談ページを作ってほしい。
【課題2「広報の在り方について」】
課題:関係者以外への広報が十分でないため、BBS活動が展開しにくい。
解決策:多方面に広がるイベントを実施
→他団体と合同で、はり絵や点描画などを制作
→お祭り(音楽,ダンス等)を実施
⇒それらをTwitter, FacebookなどのSNS(Social Networking Service)で発信
【課題3「非行少年の立ち直りについて」】
○組織内
・BBS観の共有、統一
・会員間のコミュニケーション
・相談,意見を言いやすい環境づくり
○組織外(ネットワークづくり)
・更生保護3団体(BBS会,保護司会,更生保護女性会)の連携
・関係機関(保護観察所を中心に、教育委員会,児童養護施設,地域など)
●組織内外とも仲良くする!!
○地区BBS会会長のミッション:会員の要望に応える
▼総合的に、非行少年の立ち直りに向けて行動を!
★感想★
岡山県・美作大学BBS会 楠山桃子さん(大学2年)
中央研修会に初めて参加しました。講義は「ボランティア組織のマネジメントについて」という内容だったので、地区会副会長を務めている私にとって、これからの活動に生かせるものがありました。私たちの地区会活動はまだ少ないけれど、ボランティア活動3つのキー概念を大切にし、ボランティアなどの活動を増やしていきたいと思いました。
グループ協議で私たちの班は、「組織の活性化」について話し合いました。私の班は、長年活動している人や、地区会長さん、学生で活動している人など、いろんな立場からの意見を聞くことができました。自分より知識や経験のある人たちの中で、自分の考えを発言することができたので、いい経験となりました。
意見交換会でも、他県の人と話しができ、つながりが増えてとてもうれしかったです。
研修終了後には、研修で知り合った学生の仲間と、東京スカイツリーやご飯を食べに行ったりしました。研修を通してたくさんの出会いがあり、いい思い出ができました。また大きな研修に参加したいです。
--------【配信日:2016.10.15】
◎BBS会員、その他関係者のみなさんへ
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BBS運動(Big Brothers and Sisters movement)とは、非行少年やいろんな悩みを抱えている子どもたちなどと、兄や姉のように、一緒に学んだり、楽しんだり、少年たちの話しを聴いたりする中で、少年たちの成長をサポート・応援し、さらに非行や犯罪を未然に防ぎ、そして再非行・再犯が起こらない地域社会を目指す『更生保護』に協力している、青年ボランティア運動です。
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配信元:中国地方BBS連盟事務局
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(事務局:法務省中国地方更生保護委員会内)
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