チュウBメルマガ VOL.213

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◆◇◆福山地区BBS会の活動◆◇◆
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広島県・福山地区BBS会 今川美香さんからのレポートです。

福山地区BBS会は、2010年7月から福山市子どもの健全育成支援事業のひとつ、『子どもの居場所』づくり活動に参加しています。

主な対象は中学2,3年生の子どもたちで、高校進学のための学習支援を行っています。

参加する子の家庭は、ひとり親や障害のある親、外国籍の親、経済的に課題があるなど様々な要因から複合的な課題を抱えています。

そのため、子どもたちは家庭環境の不安定さから、生活や教育の面にしんどさを抱えています。

不登校や不登校に近い状態(週1,2回は行く、お昼から行く等)の子や学校に行かず外を出歩き、一見サボっているように見える子どもたちもいます。

そういった子どもたちは家庭や学校、地域で居場所を失くしていることが多い現状があります。

開設当初、子どもたちにとって「安心して過ごせる居場所を作ろう!」と目標設定し、毎週土曜日にチューター(社会人や大学生ボランティア)と協力し、活動をしています。

活動では学習をツールとして、子どもたちとコミュニケーションを図ります。子どもたちが落ち着いて過ごせるように、一人の子に一人のチューター(1対1)が関わるようにしています。

子どもたちの多くは自分が学校に行けていない、勉強ができるようになりたいと思いながら、抵抗感を持っていたり、うまくやれていなかったりという思いから、「どうせ自分なんて…」と感じていて、自分に自信が無かったり、人との関わりを持とうとしなかったりする状態の子もいます。

子どもたちに自己肯定感や自尊感情を取り戻すために、一緒に問題を解いていく中で一つでも解けたら「一つ解けたね!」、「できるじゃん!」と声をかけ、褒めています。また何かをお願いし、手伝ってくれたら「ありがとう」、「助かったよ」と声かけをするなどしています。

このような関わりを続けることで、子どもたちは自分が人に認められている。人に必要とされている。という感覚を持てるようになり、安心感を得られるようになると感じています。

週1回に2時間という限られた時間の中では関わりに限界があるため、終了後は終わりの会を行い、子どもたちについて情報交換、次回の関わりへつなげています。

BBS会として、こういった活動に継続的に参加することで、子どもたちが罪を犯したり、犯罪に巻き込まれたりするような状況を減らしていくことにつながると感じています。

「生活困窮世帯の子どもの学習支援事業」実践事例集【速報版】に掲載されています。(厚生労働省ホームページより)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0126_sanko05.pdf

------------------【配信日:2015.09.14】

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