チュウＢメルマガ VOL.171-1
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◆◇◆平成２５年度四国地方ＢＢＳ会員研修会（その１）◆◇◆
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１０月５(土)～６日(日)、高知県高知市において、四国４県と
奈良県、広島県から会員と法務省四国地方更生保護委員会職員等
約４０名が集い、今年度の四国地方ＢＢＳ会員研修会が行われ
ました。
●研修１ 講演『誰もが安心して暮らせる支え合いのあるまちづくり
～地「参」地「笑」～』
講師：(社福)高知市社会福祉協議会 坂田弘之さん

○少子高齢化や核家族化に伴う、地域の相互扶助の弱体化や、家族
機能の変化
○深刻な経済不況→生活困窮者の増加
無関心・無理解，偏見→社会関係の困窮拡大（社会とのつながりが
途切れてしまう）
○市民ニーズの多様化・複雑化→１人世帯に複数の問題が重なって
いる（貧困，健康問題，児童虐待，孤立等について、相談相手が
いなく、１人で抱え込んでしまっている）
→相談・解決・支援する窓口を知らせる、またそういう人たちを
早期に発見することが大切
○独居世帯の増加→家族に頼れない（複雑な事情があるケースが
多い）

⇒今日的な課題に対する地域での仕組みづくりの必要性

【高知市の「地域福祉に関するアンケート」結果】
Ｑ．住民同士の助け合いは必要ですか？
→どの年齢層においても、９割近くが必要性を感じている

Ｑ．現状は？
→助け合いができているのは、どの年齢層においても、５割に達し て
いない

【住民流福祉総合研究所アンケート結果】
Ｑ．目の前で困っている人がいたらどうしますか？
１．頼まれなくても関わる ２３％
２．頼まれたら関わる ７２％
１＋２＝９５％
３．断る ５％

Ｑ．困ったときに助けを求めることができますか？
・できる ５％
・できない ９５％

【２０１１年東京都調査】
○助けを求めない理由
・他人に私生活を知られたくない
・他人や公に迷惑をかけたくない
・支援を受けることに重荷感がある

○頼まれないと助けない理由
・他人の私生活に介入することのためらい
・拒絶されることへの恐れ
・見返りを期待しているのではないかと誤解されることへのためら い

＜福祉行政として＞
例えば、ギャンブルで借金を重ね、周りに迷惑をかけている人に対 して
→「自己責任」だから、個人に全ての責任を押し付けていいのだろ う
か？
⇒そうじゃなく、できるだけ当事者に寄り添い解決への道を探りた い
（↑この考え方は、更生保護の思想と似ているのでは）

◎住民が行政に問題を丸投げ、または行政が問題を住民に丸投げし て
は、問題は全く解決しない
⇒住民と行政が一緒になって問題に取り組まなければ、解決に向か わ
ない

【地域社会で「今すぐ」必要なこと】
１．気軽にあいさつを交わせる関係づくり→防犯につながる
２．人との関わりが気楽にできる地域づくり→非行少年を減らすこ と
ができる
３．誰もが気楽に集まれる拠点づくり→差別を減らすことができる
４．適度なお世話やきが可能な人間関係づくり
●研修２ 「ＢＢＳの魅力」
講師：日本ＢＢＳ連盟副会長 田中燈一さん

ＢＢＳ会員になって３６年、弁護士になって３５年。
司法修習生時代に、少年審判の傍聴をしたことが、ＢＢＳに入る
きっかけとなった。
その少年審判で、少年に悩みを打ち明けて話しのできる友だちが
いら、罪を犯さずにすんだだろう。そう強く感じその翌日、札幌
保護観察所へ行った。（ＢＢＳに入会）

・なぜ今までＢＢＳを続けているのか？
間違いを起こした人でも、立ち直るチャンスがある。チャンスが与 え
られる。ケガをしたとき、自然に治るように、心にも事前治癒力は
あるはず。
誰にでも、間違いやいたずらなど、大なり小なりやったことがある
のでは。たまたま捕まっていないだけ。
非行少年も様々。立ち直る人もいれば、再犯する人もいるが、必ず
更生の芽はある。それを信じて活動するのが、私たちＢＢＳなんだ 。

※誰もが自分のことを認めてほしい！気づいてほしい！褒めてほし い！
（特に非行少年は、それに対して敏感ではないだろうか）
→無視されるのが一番辛い。寂しい。

・どうやったらＢＢＳを続けられるか？
→楽しんでますか？
自分が楽しむとうまくいく！
→どうやったら楽しむことができる？
→どうやったら少年が笑顔になるか？

この研修で、１つでもいいからまねてみよう！パクッてみよう！
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－【配信日:20 13.10.21】
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