チュウＢメルマガ・Ｂ​ＢＳ会員中央研修会１

チュウＢメルマガ VOL.170-1
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◆◇◆第５４回ＢＢＳ会員中央研修会（その１）◆◇◆
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９月２８(土)～２９日(日)、東京都渋谷区の国立オリンピック記念
青少年総合センターにて、ＢＢＳ会員中央研修会（主催：法務省
保護局，日本ＢＢＳ連盟）が行われました。各都府県ＢＢＳ連盟から
の研修員５６名（研修員の対象は、県ＢＢＳ連盟会長またはそれに
相当する者）と、法務省保護局職員，日本ＢＢＳ連盟役員合わせて
全体で７０名強でした。

初めて会う人が多く、少し緊張感がある中、研修が始まりました。

●研修１「ボランティア組織のマネジメントについて」●
講師：ＮＰＯ法人日本ボランティアコーディネーター協会
副代表理事　小原宗一さん

「ボランティア」のイメージって？　みなさんどうでしょう？
→情熱，冷静，穏やか，優しさ，寄り添い・・・などなど、人それ
ぞれ。
自分の考えや思いは間違っていない！正しい！と思って組織運営を
していると、仲間たちと考えのズレが生じ、まとまらなくなって
しまう。
「いろんな人がいろんなことを思っている」ことを心に留めて、
組織の運営をすることが大切。

○ボランティアは「個」が原点
・興味・関心は人それぞれ
・やりたいことが同じとは限らない
・やることについて、できる範囲や関わり方がバラバラ
・活動しなければならない義理がない

○ボランティアの良い面
・自由
・可能性が無限
・柔軟
・楽しい

○その反面
・あてにならない
・好きなことしかしない
・やり過ぎてしまう
・無責任
・おせっかい

◎ボランティア活動のカギとなる概念
１．自主性，主体性（やりたくなる活動があれば、人が集まる）
２．無償性，無給性（社会的評価につながる）
３．社会性，連帯性，公益性（ＢＢＳは高いと思われる）
４．創造性，先駆性（歴史が長いと低い）

○ボランティアが社会を変えていく原動力になり得る
⇒お金なんかもらわなくても、人にやれと言われなくても、やりたい、
やらずにはいられない社会的な活動

○ボランティア組織の運営
・会社組織とは違う
・上下関係や権威関係があると、持続困難
・「共感」を基盤とし、メンバーの個性を活かしつつ、柔軟な運営が
必要
・変動要素（個人のやる気度や会員の増減など）が多い

【全国社会福祉協議会の調査から】
Ｑ．どんな理由でボランティア活動に参加したいと思ったか？
～理由の１位～
２０～３０代：自分の成長につながる，人格形成
４０～５０代：自分自身の興味や関心
６０～８０代：社会への恩返し

Ｑ．ボランティアが続く理由は？何を得た？
～理由の１位～
２０代：楽しい
３０代：成長した，人格形成
４０～７０代：多くの仲間ができた↓
ボランティアに人材が定着するには、その団体に「受け入れられた」
という実感がわくこと
↑逆を言えば、そうするためにどうするか？
８０代：心身の健康が得られた

○企業や行政には、人事を取り扱う部署がある
ボランティアにはその役割がないので、その仕組みが必要
→運営がうまくいく一つの理由として、人材育成がうまくいくこと

【課題】
１．活動の目的や目標の共有の困難さ
２．関わり具合の違い（どうにもできないことが多い）
３．「仲間」と「お客さん（外野的参加）」の両方の要素がある
→「お客さん」的立場を否定はできない
４．相性の問題（人間だもの）
５．「やりたいこと（少年との活動等）」と「やるべきこと（事務
作業や会計等）」が混在している

★感想★
保月龍真くん大分県・別府ＢＢＳ会（別府大学４年）

講義を受けて、自分の地区会の会員ひとり一人がどのような思いで
ＢＢＳ活動を行っているのか、またＢＢＳ活動に対して何を求めて
いるのが気になりました。

今回の研修を通して、ＢＢＳ活動を行う意味を振り返ることができ、
他県のＢＢＳ会員との交流により、自分にとってＢＢＳとは何なのかを
考えさせられました。
自分にとってのＢＢＳとは、仲間と過ごす大切な時間であり、新たな
人とのつながりを増やす貴重な機会であることでした。また、自分の
ための居場所づくりであるとも思いました。
今回の研修で学び・感じたことを自分だけのものにせず、自分の地区会
へ伝えたいと思いました。また研修で得た新たな仲間とのつながりを
今後も大切にしたいと思いました。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－【配信日: 2013.10.11】
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