チュウBメルマガ VOL.144
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◆◇◆ストップ非行未来に種まきリレーシンポジウム in 広島◆◇◆
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11月12日(月)広島市中区の中国新聞ビルにおいて行われまし た。
(主催:公益社団法人ストップ・ガン・キャラバン隊,広島県暴走 族・
少年非行防止対策会議)
BBSからは(東地区,東広島地区,広島地区)5名参加しました 。
基調講演「青少年問題と大人の責任」
竹花 豊さん(認定NPO法人おやじ日本理事長,元広島県警察本部長,
元東京都副知事)

1999年11月18日、広島の祭「胡子大祭」にて暴走族と警察 機動隊が衝突
する事件が起き、祭り期間中に80名の少年が検挙された。

竹花氏が広島に着任したのが、2001年9月。
「警察はなめられている。この地域はどうなっているんだ。」とい う感想

2001年10月3日付で、警察(暴走族特別取締本部)から暴走 族へ手紙を
出した。

「今暴走族に入っている君たちへ」(一部抜粋)
暴走族が君らを傷つけ、一生を失わせるのだ。
残念ながら全力で対応せざるを得ない。
今すぐ族から出よう。我々が力になる。我々は君らと争いたくない し、
何より君らに幸せな一生を送ってもらいたいと思っているのだから 。

これから警察は、今まで行っていなかった「パトカー体当たり作戦 」
(最後の手段)に出て、彼ら(暴走族)に警察の『本気』を見せる こと
になった。
「パトカー体当たり作戦」と同時に「暴走族離脱センター」の立ち 上げ
多くの県民が関わるようになった-
就職の世話、勉強をおしえたり、料理を一緒に作ったり、トイレ掃 除や
サッカーを一緒にやるなど。これらは、暴走族に入っている少年た ちを
社会に呼び戻すため。

これまで、「暴走族」対「警察」であったのが、「暴走族」対『県 民』
(彼らを社会に取り戻したい)というように変わっていった。

これから得た3つの教訓は-
1.大人の本気が試された
問われたのは少年たちではなく、「大人が本気を出せるか?」

2.暴走族対策は社会全体で取り組む
警察だけでは解決できない、学校のみでは解決できない、一部だけ では
解決できない、「連携」による解決

3.大人が考えていることを真剣に子どもたちに伝える

【東京都副知事時代】
治安再生・少年問題担当となる

中学生女子生徒が24時間、街をうろうろしている。
深夜、子どもたちを遊ばせていいのか?
→対策の1つ:有害図書の規制(大人に対する性の規制でもある。 本を
発行しているのは大人)

○非行を防いでいくことで、それを取り巻く環境を変え、大人が考 えて
いることを、子どもたちに伝えていく。
非行少年が更生することは、少年1人の問題ではなく、社会の幸せ に
つながる
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【閉会挨拶】
警察庁生活安全局審議官 田中法昌さん

10年前、竹花さんの下で働いていましたが、竹花さんから「警察 だけ
ではダメ、地域,学校,NPO等と協力し、一番危ない所を警察が やる
んだよ。」と教えられました。
暴力団に金を出しているのは民間、金を出さなければ暴力団はすた る。
子どもが暴走族にならなければ、暴力団はすたれていく。少年犯罪 を
減らせば、全体の犯罪が減る。
力を合わせて「非行防止」取り組みましょう。

(「リレーシンポジウム」となっていますが、第2回は2013年 2月10日(日)
に福島県郡山市の郡山女子大学で行われる予定です。)
------------------------【配信日:2 012.12.14】
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